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CSSやJavascript自習の苦闘史を綴っていきたい。恐縮ですがJavascriptを有効にしてご覧ください。
2005年12月から社会問題も掲載!

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ヒューザーが予告通り自治体を告訴!

 盗っ人猛々しいとは、まさしくヒューザー社の対応のようなことを指すのでしょう。


 それにしても審査もしていないし、建築確認をおろしたわけでもない自治体がどうして訴えられるのか、自治体に被告としての適格性はあるのか、その点がこの問題での1つの焦点となります。


 その点についての論考をまとめたものを以下に掲載します。


 2005年6月、最高裁は、「民間機関による確認事務は、建築主事によるものと同様に地方公共団体の事務」との判決を下しました。民間機関が下した建築確認は特定行政庁に責任があるとする初の判断です。この事件は、民間機関で確認にした案件について、住民側が民間機関を相手取って建築確認の取り消しを求めて訴訟を起こしたものの、当該建物の竣工によってこの訴訟が失効したことを受けて、横浜市への賠償請求訴訟に変更できるかどうかが争われたもので、最高裁で市の抗告が棄却されたものです。この結果、横浜市市が国家賠償法に基づく損害賠償請求の被告になることになります。
 更に同年11月、別の住民が建築確認の取り消しを求めた訴訟の判決の中で、横浜地裁は「建築基準法に違反しており、確認処分は違法」として、民間機関が行った建築確認を取り消しましたが、同時に、損害賠償の求めに対しては、「民間機関に故意や過失があった場合、確認の権限を持つ横浜市が賠償責任を負う」との判断を示しました。
 基準法を根拠にして下されたこれらの2つの司法判断は、あたかも「子供が悪さをしたのだから親が責任を取れ」と言わんばかりの、暴論とも言うべき特徴を持っています。


 そもそも、建築基準法は民間機関が審査した物件への行政による審査について、それを行政機関が果たし得ない制度しか定めていないのです。基準法は自治体に最終責任を負わせる一方で、その責任を果たしうるシステムを作っていません。
 民間機関を、地方公共団体と同等の能力を備える機関として創設した法の趣旨に照らせば、最高裁及び横浜地裁判決は、実態と乖離した法の欠陥に目をつぶり、実態を無視した、形式的な法解釈に基づくものであると批判せざるを得ません。


 この司法判断の問題点をもう少し具体的に展開すれば次のようになります。

  • 民間機関の確認が違法となった場合に、民間機関からの報告(建築計画概要書)では把握できない内容まで自治体に賠償責任が問われます。

  • 地方公共団体を被告とした国家賠償法による訴訟が多発する虞れがあります。

  • これを防ごうとすれば、損害賠償に対する防御策として、建築確認申請図書の2重チェックを行うか、民間機関から必要図書を求めなければなりません。しかしそうすることは基準法「大改正」の主旨に真っ向から反するし、申請者(施主)にとっても過重な負担になってしまいます。行政側にとっても申請料さえ取れずに、厳正なチェックと最終責任が求められることになり、極めて不合理な法律であると言わざるを得ません。

  • 民間機関の指定権者は国または都道府県知事であって、市には指定、取り消しの権限すらありません。それにも拘わらず市は結果責任を追及されるのですから、民間機関免罪システムと言っても過言ではありません。


 こうした大きな問題点がある判決だからこそ、横浜市は2005年7月に「民間機関が行う建築確認における民間機関と建築主事を置く地方公共団体の責任を明確にする建築基準法の改正を行うこと」を国の制度及び予算に関する提案・要望書としてまとめ、国に対して要求しました。この行動は余りに当然の対応と言えます。

 

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