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CSSやJavascript自習の苦闘史を綴っていきたい。恐縮ですがJavascriptを有効にしてご覧ください。
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スマホ(Android 携帯)の個人情報漏洩と今後の Android の行方

事件

アンドロイド携帯の個人情報漏洩が世間を賑わしている。アンドロイド携帯は、2011年度上半期国内出荷スマホの8割を占める(朝日新聞2012/1/14付け朝刊)らしいから、影響は深刻である。

同時に、2011年度末の国内携帯出荷台数では、既にスマホが従来型ケータイを凌駕する見通し(2012/1/28朝日新聞:「2011年度末にはスマホの出荷量が従来型の携帯を上回り、全携帯端末の56%を占める、2300万台の出荷量になると予想されている。」)なので、影響は甚大でもある。

それにしても住所、氏名、電話番号がいとも容易く漏洩していた事実には驚かされる。iPhone の場合同様の「事件」は起きていないが、今後の保証がある訳ではない。Apple 社のアプリ審査を信頼するしかないのだから。

そこで、グローバルスタンダード化したスマートホンの有り様、今後の行方について考えてみたい。

ケータイからスマホへ

2007年に発売された iPhone がスマートフォンに革命をもたらし、ガラパゴス携帯と称される日本のケータイにも大きな打撃を与えたことは疑いようがない。私は2007年の iPhone 登場段階で、これが在来のスマホと携帯の有り様を一新する画期的な発明であることを予想した(anything from here iPhone熱狂 in America. そして日本では?)が、現実にその通りの展開となりつつある。

また、後発の Android スマホが、かつて Windows が Mac を凌駕したように、iPhone を大きく上回って市場を制覇するであろう(anything from here iPhone vs Android の行方)とも予想したが、こちらも予想通りの展開となっている。

iPhone が切り開き後発 Android 端末が市場を爆発させた「キーボードレスタッチパネルスマートフォン」(KLTS)は、数年後には日本のみならず世界的にもケータイの大半を占めるシェアを獲得することは間違いないだろう。それ故に、セキュリティ対策や個人情報保護問題は KLTS の有り様の根幹に関わる極めて重大な問題であって、今回の事件は、Google 社製 OS :Andoroid のプライバシーポリシイの是非や顧客情報管理のあり方を鋭く照射している。

それにしても何故 Android スマホがそれほど売れるのか?

日本の通勤車内でも最近はスマホを操っている人を多く見かける。中には自慢気に iPad を操っている人も少数いるが、新聞を読んでいる人は更に少数派と言える程だ。そして車内スマホの多くは iPhone ではなく Android 端末である。

2011年度上半期の国内出荷スマホの 8 割もが Andoroid 端末であることは驚きだが、これ程までに日本で Android 端末が発売されるのは以下のような理由によると思われる。

  • 赤外線通信、お財布、ワンセグ受信などのガラパゴス携帯固有の機能を搭載している機種が多々あること
  • 画面サイズ、厚み、横長比等において多様性に溢れていること
  • 高解像度デジカメ機能を搭載した機種があること
  • 以上から iPhone に較べて選択肢が多様であること

つまり、日本固有のガラパゴス携帯文化の継承性が Android 端末の魅力となっているのだ。欧米諸国では Android 端末の 寡占状況は日本ほど極端ではないのではない(GoogleのAndroid、世界スマートフォン市場でシェア過半に――Gartner調べ - ITmedia ニュース によれば、世界のスマホ市場における Android シェアは 2011年第3四半期において、52.5%である。)ことがこれを証左している。

因みに、日本における Android は 2011年3月時点で iOS を凌駕したようだ。(Android:iOS=4,601万人:3,906万人───調査リポート:国内スマートフォンシェア、AndroidがiOS抜く 市場は1000万人規模に - ITmedia プロフェッショナル モバイル

▲ToTop

基幹的なアプリでも情報が漏洩する Android

「 Android の情報流出リスクが高いアプリと対策まとめ - NAVER まとめ」 によれば、情報漏洩に注意すべきアプリとして、Google Calendar、Google Contacts、Picasa Web Albums がリストアップされている。驚くべきことに、これらは皆スマホの基幹的なアプリであり、Google 社純正アプリである。

つまり、Google 社自身がプライバシー漏洩に一躍駆っていると言っても過言ではない。

しかも、以下のように余りにも無防備なのだから更に驚愕を覚える。

  1. 公衆無線LANを介して他人が簡単に情報を見られてしまう
  2. カレンダーや連絡先の個人情報にアクセスできる
  3. 理論上すべてのGoogleサービスに対し、なりすましが可能
  4. HTTPを介して暗号化されないまま送信されている

まるで垂れ流し状態、暴露放題だ。これでは Android は全く信頼に値しない OS であると言っても過言ではないのではないか!

更に、Andoroid のバージョンアップ履行や公衆無線 LAN 不使用によって回避できるとはいえ、以下のサイトで述べられているように99.7%の Android 端末から情報漏洩の虞があるのだから事態はますます深刻である。

99.7%のAndroid端末に情報漏えいの危険、ドイツの研究者が指摘 -INTERNET Watch

Google 社に奢りはないか?

数年前に NHK が Google 社の躍進ぶりを特番で報じたことがあった。その中で検索結果ランキングが Google 社により意図的に操作されていることを臭わす事件が報じられ、検索結果にリストアップされなくなった会社の訴えと、それへの Google 社の反論が紹介された。

注目すべきはその G 社の反論内容である。検索結果に「リストアップされなくなった会社の Homepage 内容がリストアップに値しないから表示しないのだ」───このような趣旨の反論が展開されたのだ。この主張は G 社が自己をまるで Web サイトの価値を判定する神のごとき存在として、定立していることを意味している。

この反論には呆れかえり、奢りを感じたことは言うまでもない。今を時めく IT 最先端企業に、実は成り上がり者的な悪臭が漂っていることにがっかりしたことを、今でも鮮明に覚えている。

「2011年12月17日以降に日本で起きた有料アプリ購入者の詳細情報漏洩は、(ウィルスによるものではなく)システムの不具合が原因だそうで、2012年1月12日迄に修正された」(朝日新聞2012/1/13夕刊)そうだが、「詳細部分を除く住所やメルアドが有料アプリ提供業者に提供される仕組みは今後も続く」(朝日新聞2012/1/14)のだから、安閑とはしていられない。

そしてこの個人情報は Google 社によって一元的に管理されているのだから、G 社の姿勢によって情報流出はいかようにもコントロール出来る訳で、G 社はアップル社のようにアプリ提供業者に流す情報を販売数に限定すべきだろう。

▲ToTop

今後の Andoroid

Android の問題はシステムの不具合に起因する情報漏洩に留まらない。言わずもがなのウィルスの存在である。無審査アプリを認めている無政府性がウィルスを野放しにしているだ。

一方で、Apple 社の iPhone アプリ審査基準が不明瞭との指摘もあり、審査=是と単純化することは出来ないものの、ウィルスの蔓延を手をこまねいて放置するのもおかしい。現状のままではセキュリティ対策アプリ業者を喜ばすだけであって、決してユーザー本位の姿勢とは言えまい。

勿論、無料アプリなのだからそこまでの責任はない、との主張は身勝手すぎる。世界標準化しつつある故に、無料であっても社会的責任を果たすべきだろう。

このままウィスル蔓延が放置され続け、OS やシステムに起因する情報漏洩が繰り返されるとすれば、Andoroid の命運は尽きてしまうかもしれない。

そしてスマホの行方

スマホは今後も成長し続けるだろう。そして近い将来ケータイはスマホに駆逐される。

その時でも iOS の無料化は行われないだろうし、iPhone の閉鎖性も変らないだろう。他方、Android は無料のまま推移するだろうし、おそらくAndroid アプリの審査制度は膨大な費用が掛るため発足しないだろう。

このような見通しに立つ時、急成長した Android 端末は、「奢れる者久しからず」、「栄枯盛衰」の喩えのように一過性のものとなってしまうかもしれない───と推測してもあながち間違いではない。

 

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