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過去に、携帯マルチプレーヤが、一方では携帯電話から発展し、他方ではパソコンからウェアラブルコンピュータとして帰結する、と書いた。
この文脈内に Sony VAIO type U(これに関するメーカーサイトはこちら→
Sony Style) を位置づけるとすればどの様な地位を占めるのだろうか?
まず第一に、それは明らかにウェアラブルコンピュータではない。両手が開放されないからだ。それは服のように「着られ」、両手の自由度を保障するものではない。
第二に、しかしながら「携帯パソコン」でありノートパソコンのように重くもないし、大きくもない。シャツのポケットに容易に収まるサイズではないものの、専用のバッグを必要とするノートパソコンとは異なり、通常の書類バッグやハンドバッグに収めて持ち歩くことが出来る。
第三に、それでもなお、入力について言えばパソコンのように容易にそれを行うことは不可能なようだ。随所に入力を容易にする工夫はあるものの、ペン入力は1文字ずつ書き確定してから次を入力せざるを得ず、まるで登場当初のワープロ専用機のようなレベルに留まっている。
ディスプレイを上にスライドするとキーボードが表れる機構は、MicroSoftのSmart Caddie(スマートキャディ、
【楽天市場】米マイクロソフトが「Origami(オリガミ)」というプロジェクト名で開発を進め話題になった小型携帯パソコン!)よりも使い勝手は良さそうだ。しかし、キーボードの宿命である10本の両手指による入力を犠牲にして、(両手を使うことになるが恐らく)携帯電話のように親指で入力せざるを得ないのは、携帯性から来る大きな制約としてやむを得ないとしても、パソコンのようにスムースな入力を保障するとは出来ないだろう。
第四に、第三のことから言えることであるが、携帯パソコンと言うよりも携帯プレーヤー、しかし大きな特徴としてパソコン並みの表現力を有した携帯プレーヤとして、存在意義を有することになるのではないだろうか。携帯パソコンは入力よりも閲覧を主体としたパソコンに、現時点では帰結せざるを得ない、とも言えるだろう。
3次元空間内に仮想のキーボードを広げ、それに入力できるようになるには後何年が必要なのだろうか?
口頭で話して、自動的にパソコンに入力できるようになるには後何十年が必要なのだろうか?
いずれにしても、携帯パソコン、ウェアラブルパソコン、そして携帯プレーヤを巡る試行錯誤とチャレンジ、脱線と本流の発見の旅は、暫くの間、繰り返されるだろう。
ソフトバンクがvodaphoneを買収し、apple社と共同してiPod携帯を開発せんとすれば、sonyはauに梃入れしてウォークマン携帯を発売せんとす。
ソニーの携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」のブランドを冠した第3世代携帯電話「ウォークマン ケータイ W42S」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)を6月下旬に投入すると発表した。(「トップ同士が手を組んだ」――「ウォークマン」携帯・au発表会見 モバイル-最新ニュース:IT-PLUS)
なお、関連してこちらの記事(
「音楽を中心に強化」au7機種を発表 モバイル-最新ニュース:IT-PLUS)も参考になる。
更に、王者ドコモも音楽携帯へのシフトを明らかにしている。
・・・音楽機能やセキュリティー機能を強化した機種をそろえた。6月以降、順次売り出す。ドコモはHSDPA対応機種の発売に合わせて、大容量の音楽ファイルをダウンロードできる音楽配信サービス「ミュージックチャネル」も始める。(NTTドコモ、第3世代携帯の新モデル11機種を発表 モバイル-最新ニュース:IT-PLUS)
ソフトバンクのiPod携帯は秋の登場のようだから、audio携帯の新機種登場はドコモとauが先行することになる。
一方で、4月から始まったワンセグ放送に対応した携帯電話が、もうすぐ3社揃い踏みとなる中で、他方で、audio分野での携帯マルチメディア戦争の幕が切って降ろされる、というわけだ。
かくして2006年は、携帯「電話」がTV視聴とaudio機能を搭載した、ダブルプレーヤー化の道を疾走する年となるだろう。
27日の朝日新聞にsoftbankによるvodaphone携帯電話:アクオス携帯905SHの一面全面広告が掲載された。
それによれば、905SHは4機種目のワンセグ携帯だそうだが、後発の優位性を活かして、これまでの機種を越える機能をいくつか搭載しているという。
- 電池の持ちがよい(miniSDメモリを積めば最大5時間20分まで録画できる)。
- テレビを見ながら電話やメールが出来る。
- 搭載されたアクオス液晶は屋外でも美しい映像が楽しめる。
- 携帯電話を通常に開いた状態でディスプレイを横に回転させることが出来るので、デスクの上に携帯電話を置いてテレビが見られる。(スタンド不要)
ここにこれまでのワンセグ携帯発表は次のようになっている。(←引用:
ワンセグ関連記事一覧)
- 2005.12.16 au、ワンセグ対応の「W33SA」を発売
- 2006.02.11 au、「W41H」を11日より順次発売
- 2006.03.03 ドコモ、ワンセグ対応「P901iTV」を発売
これらの3機種に遅れること3ヶ月、満を持したのか、はたまた遅れを取り戻そうと必至に追いついたのか、いずれにしても4機種目のワンセグ携帯として905SHが登場した結果、愈々
携帯マルチプレーヤ戦争(
anything from here 携帯電話の今後の姿──それは携帯マルチプレーヤー化)の「前哨戦」としての、ワンセグ携帯戦争が全面的に展開することになるわけだ。
今回はaudio機能から離れて、
PCの外部記憶装置としてのW41Hについて触れてみたい。
W41Hは購入時に試供品で提供されるusb接続ケーブルにより、内蔵したminiSDカードをリムーバル記憶媒体として機能させることが出来る。下部Folderを作成するとW41H上では表示されないが(※こうした中途半端な仕様は迷惑千万である。こうした仕様の中途半端さはKDDIあるいは日立の「姿勢」の表れと見ることが出来るだろう。)、パソコンからはきちんと下部Folder迄表示されるので、W41Hを恰もusbメモリのように「外付け記憶装置」として利用することが出来る。
もちろん、そのためにはusbケーブル経由で、あるいは取り外して、miniSDカードをパソコンで認識出来なければならない。後者の方法はインターフェース部品が発売されているが、データを取り出す度に一々miniSDカードを取り外すのは極めて面倒だ。
従って、自宅及び職場にusb接続ケーブルがあるに超したことはない。
かくして家電量販店でそれを探してみたが、まだ新機種対応のusbケーブルは取り扱われておらず、店員に確認したところ、auショップに行けばあるかも知れない、との示唆を得た。
こうしてauショップにて1050円にてもう一本のusb接続ケーブルをゲットした。
これにより、自宅でも職場でも、usbメモリと全く同等にminiSDカード内蔵W41Hを扱うことが出来るようになったのだ。早速W41Hで撮影した写真を職場PCにusbケーブル経由で転送し活用したことは、言うまでもないことだ。
日経ネットIT-Plusによれば、やっとKDDIがソニーと連携して音楽再生携帯を開発するそうだ。(
音楽再生携帯、KDDIがソニーと開発・多機能化で連携戦略 モバイル-最新ニュース:IT-PLUS)
音楽再生携帯、KDDIがソニーと開発・多機能化で連携戦略
携帯電話「au」を展開するKDDIはソニーと「ウォークマン」ブランドの携帯電話機を共同開発する。ソニー傘下の携帯電話機大手ソニー・エリクソンと音楽再生機能を持つ機種を開発し、今夏に発売する。KDDIは検索技術では米グーグルと提携する。ソフトバンク(現ボーダフォン)は検索はヤフーと、音楽再生機能付き携帯では米アップルコンピュータと提携交渉に動いており、携帯電話の多機能化を巡る協力関係が2陣営に分かれた格好だ。
新型携帯は半導体の一種であるフラッシュメモリーを記憶媒体として内蔵し、約500曲分の楽曲を保存できる。ソニーの携帯音楽プレーヤーの省電力技術を活用し、連続再生時間をKDDIの従来機の3倍前後に伸ばした。音楽再生だけの場合、1回の充電で約30時間使えるという。
ソフトバンクが動いたので、慌ててソニーと連携したとは思えないが、一方において、この4月から始まったばかりのLISMO発表に当たって、「iPodと対抗できる」と見栄を貼った所の「その路線」はどうなったのか、と問いたい。その路線と今回のソニーとの連携とはどんな関係にあるのだろう???
二兎を追いながらその牙城を崩せるほどにiPodをたやすい敵と見ているとすれば、それは大きな間違いというものだ。
むしろ、時を経ずに明らかにされた au の異なる2つの音楽携帯ビジョンは、iPodの一人勝ちを前にして、二つの相互に関連が薄いと思われる策をほぼ同時期に並列発表せざるを得ない程に、押し込まれ、「窮鼠猫を噛む」状況を象徴的に示している、と考えるべきかもしれない。
そもそもiPodの一人勝ちを許してしまった日本企業の携帯音楽プレーヤに対する戦略ミスが、事の始まりにあるのだと思う。ソフトバンクだって何を今更声を大にして携帯プレーヤを喧伝しなければならないのか、と言いたい。
日本企業は、と言うよりも正確にはApple社以外のIT関連ハード製品生産企業は、「携帯音楽プレーヤに対する消費者のニーズを見誤った」と言えるだろう。メモリー単価が急激に下落した2002年頃から既に、フラッシュメモリをテープやMDの代替媒体として利用する音楽携帯プレーヤの潜在需要は広く存在していたはずだ。しかし、日本企業は後出、後出に回った。
テープウォークマンが一世を風靡し、市場を席巻したOld Japanese Dreamを思い起こせばよい。
多くのIT関連ハード生産企業の消費者ニーズに対する「嗅覚」の鈍磨───この間の一連の動きはそれを示しているのかも知れない。
批評ばかりではなく体験談も掲載すべきだろう、と思い立った。
ずっとaudio関係の話題に集中してきたので、当然その体験記を記すべきだろう。
さて、膨大に蓄積しているInternetRadioからダウンロードしたお気に入りの曲(ノンセキュアmp3)を、敢えて有料ソフト迄買い込んで SD-Jukebox にてセキュアAACに変換し、やっとW41Hで聴くことが出来た。(それは、ネット上でゲットできる無数の曲を携帯プレーヤで聴く、という音楽視聴スタイルを縦横無尽に満喫したいが為の、慎ましやかな努力であった。)
当然、sd-audio 規格の曲を連続再生するために、最初からビルトインされているソフト「SD-AudioPlayer」を利用してBGM再生したことは言うまでもない。
さればその評価であるが、概ね及第点を付けて良いと思われる。
ランダム再生も出来るし、曲毎のあるいはプレイリスト全体のリピートも簡単に指定できる。次曲への先送り、前曲への戻し再生もワンプッシュで可能だ。
音質についてはイヤホンで聴けば十分な音量、音質が得られるし、操作感もまあまあだ。数時間ぶっ続けでお好みの曲を流し続けたのだが、batteryは全く問題ない。
かくして快適な携帯音楽プレーヤライフを過ごしている。
昨晩の12チャンネル深夜番組(ワールドビジネスサテライト)において、ケイタイのパソコン化を取り上げていた。(→
ワールドビジネスサテライト/ WORLD BUSINESS SATELLITE : テレビ東京)
そこでは、auとGoogleの連携、ソフトバンクの新携帯発表、docomoの通信速度高速化の3つを取り上げ、全てをケイタイのパソコン化として位置づけていた。
確かに閲覧行為に絞ってみれば、圧倒的に表示領域は小さいものの、ケイタイでもパソコンと同等のアクセス速度で、ウェブサイトを閲覧することは、極めて近未来において実現するだろう、と思う。既に登場している携帯フルブラウザが、携帯によるウェブサイト閲覧行為をしっかり後押ししてくれるだろう。
しかし、入力行為に目を転じれば、ケイタイがパソコンと同等になることはあり得ない。外付けキーボードを接続して入力することが出来たとしても、ヘッドマウントディスプレイを装備しない限り、ディスプレイ表示領域の相対的な圧倒的狭さ故に、パソコン同等の入力性能をケイタイが獲得することはあり得ない。
そして外付けキーボードとヘッドマウントディスプレイを装備した携帯電話は、既にウェアラブルコンピュータであって「携帯電話」とは言いにくいだろう。
従って入出力の両面を評価すれば、ケイタイのパソコン化は未来永劫実現しないと考えられるのであって、それ故にケイタイのパソコン化というくくり方、概念自体は、余りに的外れと言わざるを得ない。
未来において、ケイタイはパソコン化するのではなく、
情報閲覧シーンにおけるパソコン化、すなわちマルチプレーヤー化する、と捉えるべきだと思う。
パソコン内のmp3、wma等の無料形式の音楽ファイルをW41Hに取り込むツールとして、有料ソフトSD-Jukeboxを購入したことは既に触れた。W41Hで大量のパソコン内の楽曲を楽しむにはその選択肢しかないと判断したからである。
ところが何と無料のsd-audio対応ソフトがあるではないか!
もっと早くそのことを知れば有料ソフトを購入する必要などなかったのだ。グヤジ~~~
序でに言えば、W41H取扱説明書に無料ソフトのことが全く触れられていないことにも怒りを禁じ得ない。不親切極まるマニュアルである。
さて、その存在を知ったのは、このブログへのアクセス解析を分析していて、偶々W41Hのwikiサイトが存在することを知り、早速それにアクセスしたからだ。(→
FrontPage - W41Hまとめwiki)
何とそこには無料sd-audio対応ソフトのことが書かれているではないか!!MOOCS playerなるその無料ソフトは、SD-Jukeboxと同等の性能を有しているらしい。(「らしい」、と言わざるを得ないのはSD-Jukeboxと併存してインストールできないので、当該ソフトの性能を評価できないためである。)
少なくともパソコン内のmp3ファイルをセキュアなAACに変換してminiSDカードに書き込むことは出来るようなので、無料ソフトMOOCS playerは目的としていた性能をしっかり有している。
返す返すもリサーチ不足を嘆くばかりである。
W41Hを購入し、その利用体験談を綴り続けてきたが、ここで携帯オーディオと携帯電話の今後の姿について、荒っぽく素描してみたい。
W41Hはsd-audioに対応したことによって、一世を風靡しているiPod、これを追いかけ打倒せんとするソニーネットワークウォークマンや東芝GIGABEAT、松下D-snapオーディオなどの、各種携帯オーディオプレーヤーの一画に食い込む可能性を、僅かながら秘めている携帯「電話」と言えるだろう。
しかし、
こちらで既にふれたように、今や携帯電話は携帯オーディオあるいは携帯マルチメディアプレーヤーへと拡張・発展する軌道上にある。ボーダフォンから転じるソフトバンクモバイルがアップル社と共同開発する新世代携帯電話は、間違いなく「電話機能とメール機能がついている」音楽と動画を楽しむための携帯マルチプレーヤーになるだろう。
iPodの爆発的普及が、携帯電話に対して携帯マルチプレーヤーへの発展を余儀なくした、と見ることが出来る。
docomoの一人勝ちに対して、auが果敢に食い込みその牙城を脅かしているようだが、第3次携帯電話戦争は、携帯マルチプレーヤを巡る市場争奪戦となるだろう。
一方、携帯オーディオではiPodの一人勝ちが定着し、これからもますますiPodを中心として、携帯オーディオは発展、普及していくと思われるが、動画も見られるiPodがいわば"論理的必然性"を持って登場したことからも明らかなように、携帯オーディオもまた、携帯マルチメディアプレーヤへと進化していくことは間違いない。
かくして、携帯電話と携帯オーディオは相互に補完し合いながら、やがては携帯マルチプレーヤーへと統合されていくと考えられる。
そして、今後は携帯電話と携帯オーディオとを敢えて区分する必要がある場合には、電話機能を中心としているのか、プレーヤー機能を中心としているのか、そのシフト度合いの違いだけが意味を持つことになるだろう。
今日の朝日新聞に興味深い記事が掲載されていた。
ボーダフォン(→11月までには新ブランド名「ソフトバンクモバイル」に切り替わる)が、携帯新端末の共同開発に向けた検討を開始したのだ。(
asahi.com: 新ブランドは「ソフトバンクモバイル」に - デジタル)
その新端末とはずばり
iPod機能を搭載した携帯電話である。
これこそまさに、これまで私がW41Hの音楽機能についてつらつらと書き綴ってきた「理想の携帯電話」に他ならない。
今や電話機能は携帯電話の極くごく一部の機能に過ぎず、それはE-MAIL機能はもとより、インターネットブラウザであり、チャットツールであり、携帯音楽プレーヤーであり、テレビである。すなわちそれは、ザウルスで一世を風靡した「携帯端末」であり「携帯パソコン」である。或る意味ではウェアラブルコンピュータと言うことも出来るだろう。
今後は極く一部の機能でしかない電話機能をその機器の名称に冠する疑問がますます続出するだろうし、そろそろ「高機能」携帯電話は「
携帯情報端末」と呼ぶべき段階に突入したと言えるのではないか、と痛感する。
引き続きaudio関係について。
ポイントはW41Hはどの様な形式の音楽ファイルの演奏に対応しているのか、にある。それはまた、iTunesに「対抗」しようというauが、どれほど真剣にネット時代の音楽playにウェイトを置いているか?にも連動する。
そして結論を言えば、W41Hはsd-audio対応、すなわち基本的にセキュアAAC対応であり、それ故にiTunesで変換したAACファイル(=ノンセキュアAACファイル)をW41Hに転送しても、playすることは出来ない。───これがiTuneに真っ向勝負を挑むとしているauグループの実態なのだ。この一点を見ても、真っ向勝負になるはずもなく、auの姿勢は甚だしく僭越な、傲慢不遜な態度と言わざるを得まい。
さて、このような状況の元で「ボーダフォンが動いた」という興味深い記事を見つけたので、ここに引用したい。それはシャープ製の携帯903SHがノンセキュアAACに対応したというものだ。ボーダフォンからの要請を受けてそのような仕様にしたらしい。
日立もこのシャープの姿勢に、またauもボーダフォンの姿勢に是非とも学んで欲しいものだ。iTuneの牙城を少しでも脅かそうと言うならば、ノンセキュアAACへの対応は、必要不可欠な仕様ではないだろうか?!?!
903SHについて機能面で強化された点の1つが、音楽関係だ。「着うたフル」への対応はもちろんだが、「ノンセキュアAAC」に対応したことが大きい。「ボーダフォンからの要望で、ノンセキュアAACに対応した」。
一般にAACは著作権保護対応がなされており、SD-Audioと呼ばれる方式が使われる。専用の転送用PCソフトとセキュア対応のSDカードリーダーライターが必要だ。一方ノンセキュアAACは、iTunesでCDからリッピングしたファイルなどが該当する。つまりノンセキュアAACに対応していれば、iTunesからファイルを普通にminiSDカードにコピーするだけで、その音楽が再生できることになる。
(ITmedia +D モバイル:「こだわりはレンズ」──シャープに聞く「903SH」 (2/2))
因みに、W41Hの場合、iTuneでcdからリッピングしたノンセキュアAACファイルを転送しても、演奏出来ないことは言うまでもない。
(audio機能の続き)
mp3やwmaフォーマットの曲をフリーウェアでaac形式に変換して、W41Hで流してみようとしたが成功しなかった。つまり有料ソフトを購入しないと膨大なmp3音源をaacに変換してW41Hで聞くことは不可能なようだ。
そこでやむを得ずSD-Jukobox(
SD-Jukebox | ソフトウェア | Panasonic)を購入し試してみた。
確かにmp3やwma、wavをセキュア(複写不可)aacに変換して携帯のminiSDカードに書き込むことは出来た。これにより当初目的としていたiPod同様の携帯オーディオ機能を携帯W41Hに発揮させることは実現出来た。
しかし、問題はセキュアaacにある。これでは他の携帯に変換後のaacファイルをメール添付などにより転送して聞くことが出来ない。つまり他者と曲を共有できない。
インターネットラジオからゲットした数千曲に及ぶ膨大なmp3曲を自由にメモリオーディオで聞けてこそ、メモリオーディオの真価が発揮されるというものだ。しかし、SDオーディオシステムではそれが出来ない、
著作権を重視するSDオーディオシステムは、無料のInternet Radio局が4千余に達している今日、Internet界の常識が通用しない、閉鎖的な世界であると言わざるを得まい。
SDオーディオシステムの著作権重視の姿勢は理解出来るが、それでもそれはInternetの常識に反する厳しすぎる仕様と言えるだろう。ノンセキュアなmp3やwmaファイルは、ノンセキュアなままのaacに変換し、SDオーディオ機器に転送する仕様とすべきだ。
そうすれば著作権のない曲はW41Hに転送可能となり、他者との楽曲共有が実現することになるのだから。
次に、music関係の機能について考えてみたい。
まず、
ITmedia +D モバイル:PC連携の新音楽サービス──対応のWIN 7機種も発表 ←こちらのサイトが大いに参考になる。
それによれば、KDDIは独自の総合音楽サービス「au LISTEN MOBILE SERVICE」(略称LISMO(リスモ))について、「iPod+iTunesに対抗できるサービスだ」───と豪語したらしい。(→
ITmediaビジネスモバイル:「iPod+iTunesに対抗できるサービスだ」──auのLISMO (1/2))
しかし、GW中に色々調べ試した結果を踏まえて断言しよう。それは大言壮語、羊頭狗肉と言うべきだ。
何故ならばリスモは、各種の携帯オーディオ機器(iPodを筆頭にソニー Walkman、東芝GIGABEAT、松下D-snapオーディオなど)では当たり前となっている、mp3、wma等の汎用的なファイルタイプに対応していないからだ。あくまでもKDDIサイトから曲を購入するか、あるいはcdから固有の無料ソフト(au Music Port)を使って携帯に取り込むか、この2つのパターンの音源しかサポートしていないのだ。
これでどうしてiPodに真っ向勝負を挑めるだろうか???
メモリオーディオの世界で勝負するなら、最低条件としてmp3、wmaという圧倒的シェアを誇るファイルタイプをサポートしなければ、話にならない!
※ このエントリイは
anything from here 携帯を買い換えるの続編である。
買い換えたのはワンセグ対応の最新機種W41H(
メーカーサイトはこちら)であり、その機能等の詳細は次のサイトの説明に良くまとめられている。
au W41H - レビュー - ZDNet Japan
W41Hはワンセグの他、Felica対応(すなわちSuicaや電子マネー対応)、miniSDカード(SDオーディオ及びSDビデオ)対応、赤外線通信対応など、満艦飾の機能満載機種である。
以後順次、最新ケータイの性能、特性、問題点などについてメモっていこうと思う。
まず、目玉のワンセグについて。
最初に断っておきたいことは、テレビをあんな小さな画面で、それも移動中にも見たい訳では全くない。しかし、新し物好きなるが故に購入に際してつい「ワンセグ」に拘ってしまったのだ。自己誘導と正当化の論拠として、放送と通信の融合の、その第一歩たる双方向機能を体験してみたいという気持ちもあった。
しかし、である。ビルの谷間の職場でも、谷戸に建つ我が家でも、どちらにおいても電波を受信できないのだ。見ようとすると、「見晴らしの良いところで受信してください」とのエラーメッセージが表示され、場所を選ばぬユーザーが悪いとばかりに「叱られて」しまうのだ。
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つまり、遮る物一つない草原を走行する車内、稜線を辿る登山中、あるいは果てしなく広がり、中高層ビルがない地方の平野、はたまた超高層ビルの上層階等々、限られた条件下でない限り携帯ワンセグテレビは視聴できないのではないか、と思える程である。
以上からワンセグについては、中高層ビルに囲まれた職場、起伏のある丘の町では「見られない」───それが記すべき第一のポイントである。